未経験でも経理へ転職できる術

はい，見てご覧の通り誰にでも努力次第で持ち合わせられる能力です．
私が実際に経理に勤めていて必要だと感じるのは基本的にこの３点の能力です．
（少なくとも簿記３級程度の知識は必要かと思いますが）

逆にいうと経理の転職活動はアピールの仕方次第で嘘をつくことなく成功率をアップさせることができるのです．

向上心アピール

まず，経理で必要な能力として向上心です．

これは「若い人が採用されやすい」というのにも影響しているのかもしれないですが，自分から積極的に情報を取りにいく人を経理では求められます．

収益認識基準やソフトウェアの経理処理など，最新の会計処理については入社しようとしている会社では，まずマニュアル化されていないと思っていてください．

自分で最新の会計情報，税務情報を取得しにいき，部内に情報発信・正確な会計処理をしてもらえる人材こそが企業が求める人材です．

向上心に関してのアピール方法は，例えば「簿記を独学で合格しました」や「普段から経済のニュースを見ています」など会計や経済に興味があることをアピールすればバッチリです．

もし，そうでなくても今日から経済ニュースをチェックする癖をつければ嘘にはなりません．

協調性・適応性アピール

次に「協調性・適応性」ですが，どの仕事にも重要視されるものかと思います．

どちらも特段努力する必要はなく自分の意識を変えるだけで身に付きます．

「協調性」について

経理では「協調性」という面で，他部とのコミュニケーションが非常に重要になります．

経理は，営業や開発から上げられた売上や費用をどういう処理にしたら適切な処理になるのかを常に考えなければなりません．
そのためには営業や開発と契約内容や実際に取引された商品の内容など詳しく事情聴取する必要があります．
「協調性」については人それぞれ能力は様々ですが，こういった現場に事情を聞くというのは慣れれば誰にでもできます．

なので面接では，「面接官の目を見て質問に明るく答える」等をしっかり行い，人当たりの良さを全面的にアピールしましょう．

「適応力」について

経理では会社によって使用している会計システムが様々です．経理経験者が別の経理へ転職するにしても前の会社で使用していたシステムとは全く違うため使い物にならないというのはザラにあるでしょう．

これも逆に捉えると，経験者も未経験者も経理システムに関してはスタートラインはほぼ一緒なのです．この経理システムにうまく「適応」できるかどうかが問題となります．

この「適応力」は最初の「向上心」をアピールすれば付随的にアピールできるものになりますが，
「新しいことへの挑戦が好き」ということや「新しい会計システムを使ってみたい」等を意識してアピールすることが大事です．

責任感アピール

これも「経理が」というものではありませんが他の部署に比べて経理はより一層「責任感」が必要です．

大袈裟にいうと，
経理では，間違った処理をすると会社を潰しかねません．

会社の資金を管理しているのは経理です．
この資金の予測を誤り，預金が0円になれば会社は倒産です．
また，税務申告で誤った申告をすると脱税ということで会社の信用を失い取引が難しくなるでしょう．

そのような他部署に比べてシビアな業務を要求されるのが経理です．

「責任感」に関してアピールするとすれば，「日常的に◯◯◯には細心の注意を払っている」，「細かいことまで解決しないと気が済まない」などアピールする方法は多々あります．

まとめ

結論として，未経験でもアピールの仕方次第で転職は十分可能だと思われます．

私が経理で仕事している中で大事なのは「能力」よりも「人間性」や「やる気」だと思います．

今後経理などの業務はITの発展で置き替わられるという中で，小難しいことは「コンピュータ」に任せておけばいい．という時代になります．

経理人材として価値を生み出していくには「営業や開発から相談がしやすい人材」，「新しいシステムに適応できる小回りの効く人材」かと思います．

一人でも読者の参考になれば幸いです．

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